日経新聞 冬の節電術

2018年12月10日(月曜日)

 

これから冬本番。寒くなると、つい暖房などの家電製品に頼りがちになる。その結果、真夏と同様に電気代がかさむ家庭が多い。でもちょっとした工夫と心がけで、電気代を減らすことは可能だ。

冬の節電術を探った。

まず心がけたいのは、暖房器具の設定温度をあげすぎないことだ。

資源エネルギー庁が推奨する冬のエアコンの設定温度はセ氏20度。21度から20度へと1度低く設定することで、年間で約1430円節約できる。(外気温6度で2.2キロワットのエアコンを1日9時間使用、1キロワット時27円で算出)。では暖房器具の効率を上げるにはどうしたらいいか。節約アドバイザーの和田由貴さんは「カーテンを厚手で床まで届くものに」と助言する。

室内の暖気は、窓際で冷やされて外に逃げる。それを防げば、設定温度が低めでも室内は暖かい。窓に断熱シートを貼るのもいいだろう。暖房器具は窓のそばに設置するのが鉄則だ。

暖かい空気は上昇し、冷たい空気は下へたまりやすい。和田さんはサーキュレーターや扇風機の併用を勧める。「これらを上に向けて回すと、天井付近にたまった暖かい空気が部屋中に循環する」

サーキュレーターや扇風機の電気代はわずか。併用することで暖房の効果を上げた方が電気代の節約になるという。

エアコンは月に1~2回清掃するのが望ましい。フィルターが目詰まりしているエアコン(2.2キロワット)と比較すると、電気代を年間で約860円節約できる。

衣類で体感温度を上げることも心がけたい。

カーディガンを羽織ると2.2度、ひざかけで2.5度、靴下で0.6度、それぞれ上がるというデータがある。

「特に首、手首、足首を暖かい衣類でおおって」と和田さん。

いわゆる3首は皮膚に近いところに太い動脈が通っている。すなわち、ここを温めると血行がよくなり体も温まる。

ところで、エアコンや床暖房はこまめに消すのが節電につながると思ってないだろうか。こうした暖房器具は、立ち上げてから設定温度になるまでの間に最も多く電力を消費する。消して室温が下がってしまうと、また設定温度まで上げるのに電力を消費することになる。

30分ほど買い物に出かける、お風呂に入るといった場合は、消すよりもつけっぱなしにした方がいい。こちらの方がむしろ電気代が安くなると覚えておこう。

 

❅冬の節電方法まとめ❅

・暖房器具の設定温度は20度に

・暖房器具は窓のそばに設置

・厚手の長いカーテンで窓からの冷気を遮断

・サーキュレーターや扇風機で部屋の空気を循環させる

・エアコンのフィルターは月1~2回清掃

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