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本草綱目 北京語の古文体を日本語へ翻訳防風通聖散 大黄と芒硝(硫酸ナトリウム)
  1. 著者 韓醫學博士 李豊遠Donggukk-Royal University of America, LA(米)Uuin University, Compton 博士取得 農學博士 全炳台

    (韓)建國大學校 食品生命科學부 敎授

    (日)東北大學大學院 博士取得

     
     木室ミエ子

    株) オータニ漢方藥局

     

  2. 物語の本草綱
  1. 瀉火攻下薬
  2. 五黄(ごおう)先生の罪(大黄)

 (Rheum palmatum)

薬剤の中に大黄(だいおう)というものがある。

昔は黄根(おうこん)と呼ばれたが、

その黄根を大黄と呼ぶ様になった逸話がある。

昔、姓が黄という医者がいた。

彼の家系は代を受け継いで薬草の採集をしていたが、

それも主として黄連(おうれん)黄耆(おうぎ)

黄精(おうせい)黄芩(おうごん)黄根(おうこん)の

五種の採集をしていた。

処が黄医者の代に至っては、

この五つの薬剤を使って治療したので、

人々は彼を五黄(ごおう)先生と呼んだ。

毎年、薬草が生育する陰暦の三月頃から、

五黄先生は山に登り薬草を採集した。

山の麓(ふもと)には小さな部落があったが、

五黄先生は毎年薬草の採集期間には、

その部落の馬駿(ばしゅん)という

名前の農夫の家に泊まり、

秋になると家に帰った。 

馬駿は奥様と子供の三人で住んでいた。

五黄先生と馬駿の家族とは非常に仲が良い間柄だった。

ある年の春、

五黄先生はいつも通り馬駿の家まで行ったが、

彼の家が見えなかった。

“馬駿の家は火事で焼かれてなくなり、

哀れにも奥様は焼け死に、

馬駿は子供を連れて山の中にある洞窟へ行きました。”

と部落の人が彼に教えてくれた。

五黄先生は酷く沈重な思いで彼等父子を

探すため洞窟に向かった。

馬駿は彼を見るやいなや、うつ伏して号泣した。

“全ての物は火に焼かれてしまった。

しかし、

此れからもう一度勇気を出して、

新しい気持ちで生活を始めるべきだと思う。

私と一緒に薬草の採集をして生活を

立て直したらどうだろう。”

馬駿は五黄先生の励ましを聞いて頷き、

過ぎ去った悪夢にも似た事を忘れようと心に決めた。

その日から、

馬駿親子は五黄先生に従って、

この山、あの山を巡り歩きながら薬草の採集をした。

わずか半年も経たないうちに、

馬駿は五黄(黄連、黄耆、黄精、黄芩、黄根)の

採集法をすっかり承知する様になった。

しかし、

五黄先生は彼に五黄で

病気を治療する方法は教えてくれなかった。

或る日 馬駿は、“先生、薬草の採集法は既に

皆 分かる様になりました。

此れから 私に病気を治療する方法を教えて下さい。”

“君はせっかちだな、

医者になるにはもう少し待たねばならない。

”五黄先生は微笑みながら答えた。

馬駿は心の中に不満を持つようになったが、

顔には表さなかった。

それからは、五黄先生が治療する時に、

どんな薬剤を使用するのかをこっそり盗み見した。

そうして幾月かの歳月が流れるにつれて、

馬駿は少ない知識を持つようになり

五黄先生の目を盗んで患者を診療した。

何人かの患者は自分の処方で病気が治ったので

彼は得意になった。

或る日の事、

五黄先生が留守中に、

ある痩せさらばえた虚弱な妊産婦が

診察を受けに来た。

“どこが悪いんですか?”

‟下痢をしています。“

妊婦は元気のない声で答えた。

下痢には当然黄連を使うべきなのに、

馬駿は間違って黄根(おうこん 大黄)を使った。

黄根(大黄)は熱を下げる作用をするのである。

患者は家に帰って二袋の薬を飲んで、

暫く経つと下痢はますます激しくなり、

二日後にはとうとう死んでしまった。

死んだ患者の家族が役所に訴えた。

尋問の結果、

馬駿が処方した薬を飲んで

死亡した事実が明らかになり、

馬駿は強制連行された。

五黄先生はその消息を聞いて、

急いで役所に出頭し、判官の前にひざまずいた。

“判官様!私が罪人です。私を罰して下さい。“

判官は五黄先生を見て、

‟おや!!これは五黄先生じゃありませんか?

先生がどうして罪人だとおっしゃるんですか?

一部始終を話して下さい。“

“馬駿は私の弟子です。

私がまともに教えなかった為に

人を殺す事になったので、私が罪人です。

その時、馬駿は先生の言葉をさえぎって話した。

“裁判官様!私が五黄先生の処方をこっそり盗み、

使いました。

五黄先生には何の罪も有りません。

裁判官様は、五黄先生と馬駿との関係を尋ねて、

二人の長い間の親しい間柄を知る様になり、

お互いに罪を自分が被(かぶ)ろうとする

心遣いに感銘を受けた。

また、

五黄先生の名声も充分に聞いていたので、

馬駿の罪を厳しく問わず、罪を軽減した。

馬駿は死んだ人の家族に賠償金を支払うべし。“

裁判官様はこの様に判決を下し、二人を釈放した。

馬駿は自らの行いを悔い改め、

五黄先生の前にひざまづいた。

‟私が先生のお話しを聞かなかった為に

今度の様な事が起こりました。

此れからは先生の教え通りにする事を決心しました。“

“医術を学ぶ事に決して早急(そうきゅう)さ

があってはいけない。

万が一にも薬を誤って使えば、

今度の様に人の生命を奪う事にもなる。“

其れからは、

馬駿は黙々と薬草を採集する事だけに専念した。

性格も全く変わり、あらゆる物事に用心深く、

真剣な態度になったのを見て、

五黄先生は彼に医術を教えた。

薬を誤って使って貴重な命を失った教訓を

何時までも忘れず心に銘じるように、

五黄先生は五つの薬草の中の一つである

黄根を、大黄と名前を変えた。

薬剤を区別する時に混同を起こさず、

後日迄同じ過ちを繰り返さないよう

警戒心を与える為、

名前を大黄と変えたのである。

大黄は、便秘に使用し、

また、

出血の時、閉経、於血(おけつ)で

腫瘍が有る時に治療する。

葡萄状球菌(staphylococcus aureus)、

炭疽杆菌(たんそかんきん)(anthrax bacillus)、

枯草杆菌(hay bacillus)、

溶血性連鎖球菌(hemolytic streptococcus )を抑制し、

黒色腫(melanoma)、

乳腺癌、腹水癌を抑制する抗癌作用があり、

気管支の痙攣(けいれん)をなくし、健胃作用もある。

膵臓液(すいぞうえき)分泌をを促進させ、

排尿を助ける。

又、老化防止にもなる良い薬草である。

終わり

 

 

※木室ミエコ

昔 漢方薬で人を死に至らせた場合の刑罰は

肺臓に穴が開くほどの 百叩(たた)きと

3年間の獄中生活です。

それほど迄に 漢方薬は知識がなければ

扱う事の難しい薬であると言う事は

認識して頂きたい。

大黄は便秘薬です。

特に 大黄と芒硝は便秘の主役と言われています

今 脂肪を燃やす やせ薬として

防風通聖散がいろいろな商品名で販売されています。

※防風通聖散関連ブログ※

2016年12月28日

防風通聖散の効果 お腹の脂肪を燃やしません。その飲み方は危険です。

2017年1月14日

防風通聖散;正常便 下痢 軟便 胃腸が弱い方は服用してはいけません。痩せません。

防風通聖散は風邪薬です。

風邪薬の中でも 

表裏(ひょうり)の剤の風邪薬

表裏(ひょうり)の剤とは

病気が半分中に入っているという意味です。

 

 ★防風通聖散(ぼうふうつうせいさん)は

メタボリック症候群に使用する薬ではありません。

 

★お腹の脂肪の多い方が使用する薬ではありません。

 

防風通聖散は表裏(ひょうり)の剤の風邪薬です。

表と裏が共に實(じつ)の風邪です。

一切の傷風(しょうふう)、

傷寒(しょうかん)、

夏の暑さや湿気で水分代謝が悪い

飢えすぎたり、食べ過ぎたり重労働したり、

内的要因外的要因の様々の原因の邪(じゃ)

で体が傷つけられた。

表裏、「三焦=さんしょう( 上焦、中焦、下焦)」が

皆、熱という事は

心臓、肺臓、脾臓、胃腸、肝臓、腎臓、

大腸、小腸、膀胱、胆嚢が熱という事です.

よって下記の症状が発生します。

 

悪寒したり高熱、めまい、目が赤く腫れたり、

耳鳴りしたり、鼻づまり、口も苦く、舌が乾燥する、

咽喉が痛く、唾がねばり、咳、便秘、尿が出にくい、

急な発疹、皮膚の腫れ、精神の発狂、斑点が出たり、

人間が狂った状態だとか体全体が熱で犯され、

非常にきつい症状の風邪時に使用する漢方薬です。

 

大便が出れば、熱は治まり上記の症状は激減する

大変素晴らしい風邪薬です。

大便が出て 熱が下がり症状が改善後は、

服用をただちに中止します。

この漢方薬は決して、

長期に連用する薬では有りません。

私は防風通聖散は風邪薬として

5日分でお渡しします。

5日分で症状が回復するからです。

 

防風通聖散の成分

防風(ぼうふう)、荊芥(けいかい)、連翹(れんぎょう)、

麻黄(まおう)、薄荷(はっか)、川芎(せんきゅう)、

当帰(とうき)、芍薬(しゃくやく)、白朮(びゃくじゅつ)、

山梔子(さんしし)、大黄(だいおう)、芒硝(ぼうしょう)、

黄芩(おうごん)、石膏(せっこう)、桔梗(ききょう)、

甘草(かんぞう)、滑石(こっせき)、       

生姜(しょうが)と葱(ねぎ)を加えて煎じる

 

防風(ぼうふう)、荊芥(けいかい)、麻黄(まおう)、

薄荷(はっか)、は発汗させて熱を下げます。

 

大黄(だいおう)、芒硝(ぼうしょう)、は

大便を出して熱を体外に出します。

 

山梔子(さんしし)、滑石(こっせき)は

火を下げて利尿します。

また山梔子は肝臓の熱を消します。

 

石膏(せっこう)、桔梗(ききょう)は

肺の熱を下げて胃腸の熱を出します。

 

川芎;(せんきゅう)、当帰(とうき)、芍薬(しゃくやく)は

血を平和にして肝臓を補います。(造血して肝臓を強化します)

 

連翹(れんぎょう)は集まりすぎている

気と滞っている血を散じます。

 

甘草(かんぞう)はお腹を調和します。

(胃腸を丈夫にします)

 

白朮(びゃくじゅつ)は脾臓を健康にして

湿気を乾燥させます。

 

防風、荊芥、麻黄、薄荷、は発汗させて

熱を下げますが必要以上に服用いたしますと、

発汗しすぎて、体を冷やしすぎ、乾燥させます。

 

夏に風邪をひき風邪薬を連用しすぎて、

咳が治らずに喘息にまで進むのはこのような原因です。

 

風邪薬の発汗剤(消炎解熱鎮痛剤)で

肺臓を冷やしすぎと乾燥しすぎで

咳から喘息へと進行するのです。

 

連翹、黄芩(おうごん)、石膏、滑石、山梔子、桔梗は

体を冷やします。

 

大黄、芒硝は排便させて、熱を下げます。

 

体を養う成分は当帰(とうき)、芍薬、白朮のみです。

 

防風通聖散は大便が出ますと

体全体の熱が体外に排出され、

上記の酷い熱の症状が神業(かみわざ)のごとくに

改善される風邪薬です。

 

従って排便後、

または服用5日目ぐらいで症状は改善されますので

改善後はただちに服用を中止すべき漢方薬です。

 

大黄や芒硝(硫酸ナトリウム)が

含有されているのですから

便秘の方は服用直後に大便が出ます。

 

しかし 飲み続けても 下痢にならないと言うのでしたら

余程 薬の成分が薄いとしか言いようがありません。

毒にも 薬にもならないと言っても過言ではない。

 

成分が薄い為に

 副作用が出ている事に 気が付かない。

序々に序々に 悪化していく 

序々に悪化していく為に年のせいだと思う

 気が付かないようです。

 

 大便が出て熱が下がったのに

 それ以上に服用を続けますと、

体内のエネルギーを

奪いすぎて冷え症、消化不良、下痢、

食欲不振、腹痛、倦怠感、精力減退、

暗記力低下、記憶力低下で自信喪失となり

仕事に対する意欲も低下します。

 

 病院には重症な患者様が行かれます。

重症な患者様には

血を増やすのか? 気を増やすのか?

当帰を使うのか? 人参を使うのか ?

 

何を主薬として 漢方薬を使うのか?

薬剤は何が一番ふさわしいのか ?

湿を取るのか? 乾燥させるのか?

冷やすのか? 温めるのか? 

気をあげるのか? 気を下げるか?

判断する事が重要です。

 

症状漢方という 

症状だけを見て 漢方薬を選ぶ

それが 

全国病院の実態です。

その実態は週刊誌(週刊新潮)で

広く 紹介されました。  

頭痛  咳  高血圧等々 症状で選ぶ 

副作用が出るのはそこが原因です。

 

重病な患者さんを扱うのに

漢方薬を勉強していない医師でも

医師の国家資格さえあれば 漢方薬を扱える 

日本の薬事法は患者さんにとっては悪法です。

 

この大黄の裁判のあり方を見た時に 

漢方に知識の無い人間が

漢方薬を扱う事がどれだけの重罪なのか 

考えて 頂きたい

 

漢方薬を深く勉強せずに

漢方薬を重病患者さんに用いた

 結果が 、

浮腫む(偽性アルドステロン症)や
低カリウム血症、血圧上昇 です。

 

自分の罪を 漢方薬の副作用という 

甘草には副作用があると攻撃している

嘆かわしい行為です。

 

厚生労働省の方が 漢方薬の知識が少しでもあれば 

これは

甘草の副作用ではないと 

いう事が分かるのですが

 当のお役人に漢方薬の知識が無い。

知識の無い人間が漢方薬の管理監督の仕事をするのですから 

漢方の現場は 大変な迷惑

 

 

保健が有るため 

国から援助が出る病院は漢方薬が効かなくても 

患者さんは通院される。

国がパトロンみたいなものですね

 

しかし

漢方専門薬局や薬店は 実費です。

漢方薬が効かなければ 患者さんは来局されない

だから 懸命に勉強するのです。

 

 

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