ブログ

ブログ一覧へ戻る

本草綱目北京語の古文体から翻訳  不老長寿の生薬(蒼朮) 

本当を漢方薬を分かって頂きたい

正しい 漢方薬は即効性であり

正しい 処方をすれば 

漢方薬は副作用は無いと

言う事を分かって頂きたく

ラジオの番組を10年程

続けています。

その中で 

ラジオでお話しする漢方薬として

本を出版致します。

 

 

著者

韓醫學博士 李豊遠

Donggukk-Royal University of America, LA

(米)Uuin University, Compton 博士取得

 

農學博士 全炳台(ジョンビョンテ)

(韓)建國大學校 食品生命科學부 敎授

(日)東北大學大學院 博士取得

 

Mieko Kimuro

Kimuro  株)オータニ漢方藥局

物語の本草綱目

 

9.芳香化湿薬

32.不老長寿の生薬(蒼朮)

紀元200年の頃、漢の国の末頃の話である。

戦争が続けて起こり、その上、百姓は天災地変で、

今の河南省(かなんしょう)の南陽市の周辺では、

飢え死にする人が毎日数百から数千にも及んだ。

生き残った人達も、食料を求めて他の

地方に移り彷徨(さまよ)った。

草原の草株、木の葉、一つ残らず

食べ盡(つく)してしまい、

多くの人達は 更に奥地へ移って行った。

木の根や雑草は一時凌(いちじしの)ぎの

食料にはなるかもしれないが、

長い間食べていると、

しまいには栄養不足に陥(おちい)り命を失った。

ある日、

文という姓の女性が南陽の近辺に現れた。

彼女は食料が無くて山奥へ入り、

十数年をそこで送り、

故郷が恋しくて山から降りて来たのだった。

しかし 

余りにも変わった彼女の姿を見て、

故郷の人達は誰だか見分けがつかなかった。

“貴方はどこに住む誰ですか?”

“おや、私が誰だか分からないんですか?

私は前にこの村に住んでいた文ですよ。”

“えっ、こんなにも若くて美しくなり、

見分けがつかなかったよ。

彼女は十数年経ったのにかえって

前より若く見えたし、

皮膚は少女の様に美しくなったので、

誰も彼女を見分けられなかったのである。

彼女の友人達は 皆 老いさらばえたのに、

彼女だけは老けなかったのである

“どういう訳だろうか。”

人々は訝った(いぶか)った。

“私と一緒に山奥へ入って

雑草や木の根を食べているうちに、

多くの人達は死んでいった。

私はこう思うようになった。

こんな生活をしていたら、

いずれ私も飢え死にするにに決まっている。

そこで私はもっと深い山奥へ入った。

そこで私は一人の年老いた

神仙(山の神)に出会うようになった。”

彼女は目を丸くして

自分の話に耳を傾けている友人達に話し続けた。

“その神仙(山の神)は、

私の惨めな姿を見て、

貴方はこれから蒼朮を掘って

食べなさいと教えてくれた。

私はそれから毎日蒼朮の根で腹を満たした。”

 

文氏は、

蒼朮を食べるようになってからは

全く飢えを覚える事もなく、段々元気になった。

文氏の噂が世の中に伝わってから、

南陽地方の蒼朮は神薬と伝えられた。

蒼朮に関するまた、

別の話が伝えられている。

ある年、南陽縣の城内に住む陳子皇(ちんしこう)と

いう人の奥様が病に罹った。 彼女は食欲が無く、

顔色は黄色になり、寝床から起き上がれなかった。

夫である陳子皇は心配の末、

段々焦るようになった。

四方八方から 多くの医者を招き、

治療したが効果が無かった。

或る日、

陳子皇は文という女性の噂が頭に浮かび、

彼は半信半疑ながらも水に溺れた者は

藁(わら)をも掴(つか)むという心持ちで、

山に登って蒼朮を掘って来た。

これを煮炊いて食べさせ始めた。

数日経つと婦人は健康を取り戻し、

反って病に罹る前よりも

若く見える様になった。

南陽の城内に許(きょ)の性を使う

文章家が住んでいた。

彼は、毎日詩を書き。

読み、文章を書く生活を長い間続けている

うちに運動不足になり、体力が衰え、食欲も失うようになった。

医者に見せたところ、

 “貴方の病気は飲癖(いんへき)

という消化系統の病気です”

鳩尾(みぞおち)がだぶつき、食欲がなくなり、

胃はいつも一杯溜った感覚になり、

酸っぱい水が吐き出る事もあった。

夏には體(からだ)の片方には汗が流れ、

もう片方からは汗が出ないのであった。

彼は若い頃、

幾らかの酒を飲んで病気になり、

医者から薬を貰って服用して効果があったので、

それ以来30余年の間薬を飲み続けた。

ある日、

医者は長安城に住む友人から蒼朮の噂を聞いた。

“飲癖には蒼朮がよく効くそうだ。”

医者は家に帰って蒼朮と大棗(たいそう)を

蜂蜜に混ぜて丸薬を作り、

1日に3回ずつ患者に与えたが、

三か月後には許氏の飲癖症が完全に治り、

南陽城で名高い詩人として世の中に知れるようになった。

蒼朮は内服するのみならず、

皮膚の湿疹(しっしん)にも塗り薬として効果があり、

入浴の時、溶いて使えば皮膚に艶(つや)がでる。

古代には1年間の無病を祈る行事の時、

最後の日に蒼朮を焼いて悪鬼(あっき)を

追い出す慣習(ならわし)もあった。

蒼朮は消化不良、嘔吐、腹下し、

感冒、発汗、夜盲症にも効果があり、

蒼朮ともぐさを炊いてその匂いを嗅ぎ、

また、體を燻(いぶ)せば、感冒を予防する効果があり、

気管支炎も治せる。

不良長寿を願うなら蒼朮を食べるべし、

との伝説も伝えられる

 

水分代謝を盛んにして、

健胃整腸、利尿、発汗作用を持ちます

胃腸を乾燥させて脾臓を強化させる

発汗して湿を除く

吐き気や下痢を止める 

消化不良、嘔吐、腹下し、感冒、発汗、夜盲症 気管支炎

  • 蒼朮 が含まれている漢方処方
  • 苓桂朮甘湯(茯苓 蒼朮 桂皮 甘草)

 平胃散;蒼朮 厚朴 陳皮 甘草薑と棗で煎

 苓桂朮甘湯 

人参湯 人参 甘草 蒼朮 乾薑 

越卑加朮湯:石膏 麻黄 蒼朮 大棗 甘草生姜

 

 

ブログ一覧へ戻る

木室ミヱコ ホームページ

Copyright © 2006-2018木室ミヱコAllright Reserved.