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醫方集解 癰瘍之剤(腫れもの癌)北京語の古文体を日本語に翻訳

よく言われる言葉に漢方薬には 

癌に効く処方は無いと

医師の方々が言われる。

いいえ 醫方集解の中に癰瘍の剤として

しっかり 癌という文字で処方が記載されています。

漢方薬は癌に効く処方は揃っています

此処に醫方集解 北京語の古文体 癰瘍の剤の翻訳を

記載します。

漢方薬をしっかり勉強されている方は癌処方が有る事はご存じ

しかし

醫方集解の本を手に開いた事さえない方はご存じないのでしょうね。

醫方集解は漢方医になる為の必読書です。

全ての 漢方薬の本の集大成の本です。

金匱要略や 傷寒論や 本草綱目 全ての 本の処方が盛り込まれており

この一冊で全ての病は治せる本です。

この醫方集解を勉強すれば

原因不明や 難病という言葉は無いと言う事に到達します。

 

醫方集解 癰瘍之剤 (腫れもの かさヨウ )の解説を

北京語の古文体を翻訳しました。

内容(「BOOK」データベースより)

中国医学の直接の治療手段は、薬物ではなく、方剤である。

だから、方剤の聖典である「

医方集解」(汪〓庵1682年)をよまなければならない。

その網羅される範囲は、

中国医学のはじまりから明末・清初の温病理論の

一歩手前までがすべて入っている。

内容は適用される証と症状から

方剤を構成する各薬物の役わりにいたるまで、

懇切ていねいに説明されている。

まさに、

方剤の使いかたを初歩から奥義までを

一直線ですすめるテキストである。

 

醫方集解 (考選部規定中醫師考試必讀)

 

癰瘍の剤 解説

朱丹溪曰 ( 北京語の古文体)

癰疽皆因陰陽相滞而生。

蓋氣陽也。血陰也。血行脈中。氣行脈外。相並周流。

寒與濕傳之。則癡滞而行遅爲不及。

熱與火傳之。則沸騰而行速爲太過。

氣得邪而鬱。津液稠粘。爲痰爲飲。積久滲入脈中。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

癰瘍之剤 (腫れもの かさヨウ )

朱丹溪曰く

癰(り)や疽(ソ かさ)は 

皆 陰 陽の相滞りで生じる

蓋(つまり)気は陽で 血は陰である

血は脈の中を行き

気は脈の外を行く

行き来して 周流(回りまわっている)

熱と火が搏(戦う)と沸騰して行くのが

速すぎて 非常に過ぎちゃう

太(甚だと言う意味)

気が邪を得ると鬱になる。

そうすると津液が粘って痰や飲となる。

それが 久しく積もって

脈の中に滲入(しみる にじむ)すると

血が濁となる。

此れは陰が陽に滞っている。

血は邪を得て鬱積すると

遂(トンネル)の道が阻害されて滞る。

或いは滞ったり或いは鬱結する。

長らく 積もると 脈の外に滲出して

気がこの為に乱れてくる。

此れは 陽が陰に滞っているなり

百病は皆 此れによってでてくる

此れは 癰や(り 腫れもの)疽(ソ かさ)

などの出来物だけにとどまらず

何の病気でも同じ 

この様に出て来る。

内経曰く

栄気が従わないと 肉の理(道理)に逆する

依って

癰や腫(はれもの)が出て来る

又 曰く

瘡(ソウ)は腫れて膿が出てくる者

諸んな痛みや 腫れは皆 心臓の火に属する

外科の処方や證は非常に多い(繁多)

此処に通用すべき者をとって 

量(はかって)いくつかの 

処方を此処に 記録する。

以って 援急(エンキュウ 急ぐ時)に備える。

その餘(他)の各症状は専門の処方が有るから

 此処には 沢山記録する事は出来ない。

若し 夫(それ)の熱を瀉(しゃ はく)

とか 毒を解くとかいう

血を活かすとか 托(たくり 中から出す)

処方でしたら 多くは前の諸門に多く

散らばって見られるから

惟(これを)用いる者のどれだけ円熟して

精神が通っているかそれのみ

どれだけ活用できるかにある。

翻訳 以上

 

 

醫方集解には

補養之剤 発表の剤  涌吐之剤

攻裏の剤 表裏の剤 和解の剤

理気之剤 理血之剤 祛風之剤

祛寒之剤 清暑之剤 利湿之剤

潤燥の剤 瀉火之剤 除痰之剤

消導之剤 收濇之剤 殺蟲之剤

明目之剤 經産之剤 救急良方等が有ります。

 

 

●漢方薬 癌に効く製剤

金銀花(忍冬): 寒冷の性格で熱を清めて毒を解く

癰瘍の聖薬なり 

 

連翹:毒を解く 熱や火を清める

鬱結を散じる 排膿する

色々な經絡の血の凝固や気の集まりや

12經絡の出来物の

瘡(ソウ)薬の中ではなくてはならないもの

 

 

花粉;痰を清めて火を降ろす

肺臓の火や熱を取り排膿する

 

桔梗:肺臓の火や熱を取り排膿する

諸んな諸薬をのせて上に行かせる

 

甘草:毒を化(とかして)胃腸を強くする

瘡(ソウ)の邪を除く

 

穿山甲:良く走り 毒を散じる事が出来る

(穿山甲は現在ワシントン条約で捕獲禁止となり 

使う事は出来ません

 

皂角子:鋭い性格で直接病に達して

腫瘍を潰して散じる(速攻性)

婦人の乳房に邪が入っている

乳房に出来物が出来た時に使用する。

 

黄耆:肺の火を清める 気を増す

瘡(ソウ)は腫れて膿が出てくる者

瘡を治す聖薬である

皮と毛を守り元気にして血を活かし造血

 

鼠黏子;毒を解く腫れが無い時は用いない

 

乳香:気を調節しながら心臓を保護する

毒の気を外に出す事が出来る

 

没薬」:肉の打ち身 アザ 打撲の腫れを

散じて腫れや痛みを消す

昆布;鹹(塩からい)

硬い瘡を溶かす事が出来る

痰を散じて硬いのを潰す

硬い出来物はよろしく用いるべき

 

三稜 莪蒁:血を破り気を行かせる

三稜;血の中の気の滞りを破る

莪蒁;気の中の血の滞りを破る

三稜と莪蒁は瘡が硬くて甚だしい者は此れを用いる硬くない者には用いない

 

天南星:毒を出して 痰を除く

 

升麻;毒を解き 陽を昇らせる

 

葛根:毒を解き 陽を昇らせる

 

鬱金:悪血を散じる

 

大黄:芒硝:胃の熱を洗う

 

牡蠣:硬い痰を柔らかくする

 

柴胡:効力は連翹と同じ 

若し 瘡が少陽(三焦 胆嚢)にないなら

除く

 

人参:肺臓の気を補う

牡丹皮:腸と胃の中に滞っている宿血を除く

 

防風 羌活 獨活:

背中痛 腰痛 首肩痛 頭痛

体の丈夫の風邪を散じて硬くて痛い症状を取り除く

 

肉桂:冷たい鬱結を散じる

 

加工附子 乾姜:

大辛熱でもって中(胃腸)を温める

寒による出来物を治す

 

黄柏:腎臓に服している火を除く

 

黄芩;肺臓の熱 火を除く

 

麝香;香りが強く 貫き 竅を通す

 

益知仁:胃を暖める

唾が多い者は胃が冷えている

病の人が嘔吐したり 涎を吐いたりする人は胃が冷えている 

 

麦芽:食を消化して胃腸を補う

 

神麯:炒めたら 胃の消化を補う

 

厚朴;腹部が膨張する場合くわえる

 

白芷:湿を除いて風を除く

並びに排膿して腫れを消す

 

当帰:陰を和して 血を活かす

当帰 生地黄 熟地黄

この3つの薬は

血(陰)を和して 血を活かす 血を涼しくして血を産む

 

陳皮:湿を燥して気を行かす

 

防風:肺の熱を瀉して肝臓を平和にする

 

貝母:痰を利して 鬱結を散じる

 

上記の漢方薬をいかに使いこなして その方の体に合わせて用いるか?

上記の漢方薬は症状により 使用できるのと 使用できないのに

別れます。

癌体質の方に合わせた処方が出来なければ

人殺しをしてしまう 醫方集解には記載されています

 

【癌の対応の仕方】

熱の痛みなら 涼しくすればよい

寒の痛みなら 温めれば良い

風の痛みなら 風を除けば良い

湿の痛みなら 湿を除けば良い

燥の痛みなら 潤えばよい

塞いでの痛みなら 通させればよい

虚の痛みなら補えばよい

實の痛みなら瀉せばよい

膿が鬱結して閉じているなら

その膿を開けばよい

 

悪い肉が敗潰(潰れている)なら

それを出せばいい

 

陰 陽が不和なら調節すればいい

經絡が閉ざされているなら 利すればよい

 

だから 一つ一つの出来物の治し方は

固執してはいけない。

 

朱丹溪曰く

癰瘍や癌や 疽が潰れた後は気と血を補い

脾臓と胃腸を強化する

此れは 実は非常に大事な事である

否(そうしないと)

数カ月か半年後に 虚の證が見られる

そうすると転じて他の病になる。

それ以上の 酷い病が発生する。

 

 

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