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醫方集解 祛寒之剤 北京語の古文体翻訳します。

 

このページは漢方を志す方の為に記載しました。

※木室ミヱ子

下記が醫方集解 北京語の古文体です。

醫方集解は 漢方医になる為の必読書です。

台湾で出版されていますが 

現在 台湾で漢方薬を専門に

学ぼうとしている方達迄が

この醫方集解が難しいと言う事で

読まなくなり

この本は絶版となったそうです。

その為 台湾の本屋さんでも

手に入りにくくなりました。

漢方薬の知識を取得するには

根気 熱意 努力が必要です。

醫方集解を一冊完全にマスターしない事には

病気に対応できないのです。

醫方集解をマスターせずに

症状漢方で漢方を 

重病人に処方する日本の漢方

恐ろしい事です。

 

日本が台湾を統治した植民地時代

 50年間 

廃仏毀釈と同様

漢方薬も廃止しました。

その影響が今日に至っています。

明治維新 大きな罪です。

 

袪寒之剤  北京語の古文体の原文です。

 

寒中干表宜汗。

寒中干裏宜温。蓋人之一身。

以陽気爲主。

經曰く

陽気者。若天與日失其所。

則折壽而不彰。

寒者陰惨縮刷之気也。

陰盛則陽衰。

治至陽竭陰絶則死矣。

仲景著書。

先從傷寒以立論。

誠欲以寒病爲綱。

而明其例也。其在三陽者。

則用桂麻柴葛之辛温以散之。

其在三陰者。

非假薑附桂萸辛熱。

参朮甘草之辛温。

則無以祛其陰冷之邪沴。

而復其若天與日之元陽也。

諸傷寒濕者。皆視此爲治矣。

 

 

北京語の古文体 袪寒之剤 

の日本語に翻訳しました。

 

寒が表に中(あた)ったら汗を出すべき

寒が裏に 中(あた)ったら 温めるべし

人間の一身は陽気をもって主と為す

 

内経曰く

陽気というものは例えて言えば

天にお陽様があると言うのが 

陽気であって

お陽様を失えば 明らかにならない

輝きが無くなっちゃうから

寒なる者は 陰惨肅殺の気なり

陰が盛んになれば 陽は衰える

陽が枯れると則ち 陰は絶えて死んじゃう

仲景の著書に先に傷寒をもって立論している

それは誠とは(だいたい)

寒をもって病の網(大事な事)とする。

それによってその症例を明らかにする爲

 

その三陽に有るものは

桂枝 麻黄 柴胡 葛根の

辛温を用いてそれを散じる

その三陰にある者は

薑 附子 桂枝 呉茱萸の辛熱を

借りるのであらざればダメだ

人参 白朮 甘草の甘三温でなければ

その陰冷の邪の病気を除く事が出来なくて

天が有って日がある様な、

元陽(元来の陽気)に

復する事が出来ない

諸んな傷寒 傷湿なる者は

皆 此れを見て治療と為す。

 

※木室ミヱ子

漢方薬は病の原因が寒の邪で来ているのか?

濕の邪? 燥の邪? 風邪? 暑邪? 火邪? 痰邪?

どの邪が原因で発生しているのか?

原因を掴み 手当します。

袪寒之剤(きょかんのざい)は 

病の原因が寒の邪(冷えが原因)であった場合に使用します。

日本にある処方をご紹介します。

●理中湯

腹痛なる者は理中湯に木香を加える

腹痛が無く下痢が有る者は理中湯に白朮を倍加える

※白朮は気を益し胃の湿を除いて乾燥させる故に津液を生む

 

理中湯3兩に附子1枚加えたら名前を附子理中湯と言う

理中湯に枳實 茯苓を加えて薬丸にしたら

名前を枳實理中丸と呼ぶ。

理中湯から甘草を除き 茯苓と川椒を加えたら名前を理中安蚘と呼ぶ

理中湯に桂枝を2倍と甘草を加えたら名前を桂枝人参湯と呼ぶ

理中湯に黄連と茯苓を加えたら 名前を連理湯と呼ぶ

理中湯に陳皮 茯苓 を加えたた名前を補中湯と呼ぶ

理中湯に当帰 白芍薬 陳皮 厚朴 川芎 

に薑を加えて煎じたら 名前を温胃湯と呼ぶ

理中湯に黄耆 白芍薬 陳皮 藿香 を加えたら

 名前を黄耆湯と呼ぶ

理中湯に青皮 陳皮 を加えたら名前を治中湯と呼ぶ

 

上記 理中湯の加減処方を列記しましたが 

以下の処方全てに加減処方が御座います。

●四逆湯

●当帰四逆湯

●四逆散

●真武湯

●呉茱萸湯

●大建中湯

●小建中湯

●マークがついているのは日本に有る処方です。

 

日本に無く 台湾に有る処方

★白通加人尿豬膽汁湯

★十四味建中湯

★白朮附子湯

★益元湯

★回陽救急湯

★四神湯

★感應丸

★導気湯

★疝気湯

★橘核丸

 

上記を全て 記憶しなければ

袪寒之剤を使いこなす事は出来ません。

寒さが原因で起きた病気を治す事は出来ません。

日本で 通用している 症状漢方

症状だけで 漢方薬を選ぶ事は大変危険です。

 

自分の処方した漢方薬で 

漢方薬を服用された方が悪化している事さえ

分からない。 

全ては漢方薬に副作用があると逃れる

日本の現状です。

 

 

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