ブログ

ブログ一覧へ戻る

本草綱目 北京語の古文体翻訳 葛根 

 

 

漢方薬を勉強される方の為に翻訳しました。

漢方薬は一つ一つの

単味の生薬の効能効果を掴む事で

処方を正しく使いこなす事が出来ます

症状だけで漢方薬を選び患者さんに

処方すると言う事は

副作用を起こす事になります。

その漢方薬が

冷やす性格? 温める性格? 乾燥させる性格? 

潤わせる性格? 風を除く性格? 暑を除く性格 ?

風 寒 暑 湿 燥 火 が病気の由来による場合

薬の性格を掴んで処方する事が大事です。

 どのような性格の処方なのか掴む事で 

正しく重病人の方が生きがえる程の

効能効果を発揮します。

それができなければ 

重病人に処方した場合

死に至らしめてしまいます。

将来は 本として出版するつもりです

今は 

漢方薬を学んでいる方々の爲に

お役に立てる事を願って本文を記載致します。

翻訳者

お役に立てる事を願って本文を記載致します。

著者

韓醫學博士 李豊遠

Donggukk-Royal University of America, LA

(米)Uuin University, Compton 博士取得

 

農學博士 全炳台

(韓)建國大學校 食品生命科學부 敎授

(日)東北大學大學院 博士取得

 

Mieko Kimuro

オータニ 漢方藥局

 

 

辛涼解表

  1. 門の代を 継ぐ為(葛根)
昔、 

ある奥深い山中の村に、

薬草の採集をして生計を

営む一人の老人が住んでいた。

 

その老人は薬草を取り集めるだけでなく、

近所に患者が有れば、

 取って来た薬草で治療も行った。

ある日、 

普段 静かだった山村に、突然馬の

嘶(いなな)きや

大勢の人達の囃声(はやしごえ)が聞こえて来た。

‟一体、何事が起きたのか?

老人が首を傾げながら、 

騒ぎ声が聞こえる方向を見下ろすと、

14、5歳位の少年が一生懸命に

山頂に向かって走ってくる。

その後を、一連の

官兵達が追い駆けて来るのが目に入った

やがて 少年は生き絶え絶えになって

草むらに身を隠そうとしたが 、

途中で老人を見つけ、 その前に平伏した。

老人は、

‟お前は何故こんなに急いで逃げているのか?と聞いた。

少年は 其のまま 頭を下げながら、

‟ おじいさん、私を助けて下さい。 

私は今、追われています。

捕まればきっと 殺される事になります。

‟一体、君は誰だ。

私は山元の隣村に住む葛家の息子です。

‟処で、 誰がお前を殺すと言うのか?

“朝廷の奸臣達(かんしんたち)が

王様に偽って訴えて、

私の父を謀(はか)り殺そうとしています。

王様は奸臣達の話だけを聞いて、

官兵達に命じて

私達の家を取り囲み、

家族を皆殺しにしようとしました。

 

そこで 父上は私に申しました。

“お前は私の家の一人息子なのに、お前迄が

死ねば 我が家門の代が途絶える。 

だから 

お前は 今すぐ逃げて、 

後日、

我が家門を起こし、この怨みを晴らしてくれ。

例え 

それが出来なくとも、

家門だけは絶やさない様にせよ“ と。

私は官兵らの目を避けて、こっそりと後門から

家を抜け出して逃げる途中、彼等に見つかり、

今 追われる羽目になりました。

何卒 

お願いします。 私を救って下さい。

是非 私共の家門を救って下さい。

葛氏の家門は その地方一帯に広く知れ渡った

忠臣の家門であった。

老人は早速 少年を助けようと心に決めた。

‟ すぐ私に付いて来い。“

老人は少年を連れて、 

普段、薬草を採りながら

見つけて置いた人の目が届かない

 後ろの山の洞窟に導いた。

そこは老人が 薬草を採る途中、

雨が降った場合、雨宿りをする洞窟で、

 草むらに覆われて

外側からは 

その入り口さえ見当たらない場所だった。

官兵達は三日間の間、

山の中を隈(くま)なく探し回ったが、

少年の姿を見つける事は出来なかった。

 ‟いや、確かに 

この山の中に逃げ込んだのに?

‟山の中を隅々(すみずみ)迄

 探しましたが見つからないのです。 

もう三日目になります。

兵達は隊長にこう報告した。

‟よーし分かった。 

皆下りて行こう。“

老人は官兵達が山を下りて行くのを見極めて、

後ろの山の洞窟に行った。

‟官兵達は皆下りて行った。 

もう洞窟から出て来ても良い。

‟有難うございます。おじいさん。

‟此れから 何処に行くつもりか?“

“私の家族らは 

皆捕らえられ、一家親類まで

四方八方に散り散りになり、

私は帰る場所がありません。 

おじいさんは私の命の恩人です。

私が此処に留まる事を許して下されば、

後日、

必ず恩返しをしたいと思います。“

少年は家族達の事を思い浮かべ、

 涙を流しながら 老人に頭を下げた。

‟私は 毎日 山に出掛け、

薬草を採って暮らしている。

 しかし、 

君は高貴な家門に生まれて

今迄 苦労した事が無いのに、

こういう仕事ができるかね?“

心配しないで下さい。 

私にとっては死ぬか生きるかの問題です。 

どんなに苦しい事も逆境も

全て 耐える事が出来ます。“

そうして 

少年は老人と一緒に 

毎日山に登って薬草を採り集めた。

 老人は唯一の薬草を主として採り集めた。

その薬草は、熱が出て口が乾く症状、

また 泄瀉(せっしゃ)腹下しに効能があった。

幾年が過ぎて老人は死んだ。

少年も 既に青年になっていて、

一人で薬草を採り集める事が出来る年になっていた。

 老人が 普段採り集めた薬草は 

多くの人々の病気を治した。 

しかるに、その時まで 

その薬草には 名前が無かった。

ある日、

 その薬草を煮て食べて 

病気が治った人が その薬草の名前を聞いた。

彼は暫くの間、 自分の過去を思い返しながら

返事をした。

‟この薬草の名前は

葛根(かっこん)と言います。

”葛氏の一族を皆 無くそうとしたにも

関わらず、自分は生き残った事を思い、

葛氏の家門の‟葛家”と命を継ぐという

生命の根本の意味の命根を合わせて、

葛根と名付け、今に至る迄 

伝えられ使用されている。

葛根は葉と根を薬として使っているが、

根には澱粉(でんぷん)が含まれており、

葉にはアテニン(Adenine)

アスパラギン(asparagine)

グルタミン酸( glutamic acid)等が含まれている。

 民間療法では、

酒の中毒には葛根の葉を

煮て 服用すれば良く、

 酒のせいで吐血(とけつ)する場合、

葛根を砕いてその汁を飲めば良い。 

葛根は、風邪で熱は有るが汗が出ず、

後頭部が引っ張られる場合に使用すれば、

熱を下げ、津液(ちんえき)唾液(だえき)を

生じる様にする。

脾臓が弱って泄瀉をする時、

口が乾いた時、

頭痛、眩暈(めまい)の時、

高血圧の為、脳に問題が起こった場合、 

また 麻疹(はしか)の

初期の発熱、悪寒の時にも 効果がある。

葛根は血管系統に影響を与えて、

血圧の降下作用があり、 

脳の血流を増加させ、 冠状動脈の

血流も増加させる。

また、

血小板の凝集を抑制して

解熱作用と血糖の降下作用がある。

解熱作用があり、 

平滑筋を収縮させて、 

胃液と胆汁(たんじゅう)分泌を促進させ、

 血糖を少しばかり下げ、利尿作用もある。

解熱作用があり、平滑筋を収縮させて、

胃液と胆汁分泌を促進させ、

血糖値を少しばかり下げ、利尿作用もある

 

 

 

ブログ一覧へ戻る

木室ミヱコ ホームページ

Copyright © 2006-2019木室ミヱコAllright Reserved.