漢方薬は味で効能効果を掴みます。
料理は医食同源です。
酸っぱい味は筋肉を引き締める 肝臓は病むと酸を好む
苦い味は 熱を取る 毒を出す 心臓は病むと苦い味を好む
甘い味は緊張や痛みを止める 胃腸が病むと甘い味を好む
辛い味は汗を出し発汗させる 肺臓が病むと辛い味を好む
塩分は硬い物を軟らかくする 腎臓が病むと塩分を好む
それぞれに味で臓器を立て直すのですが
食べ過ぎは害となります。
酸の味の 食べ過ぎは→ タコ アカぎれを起こす
苦い味の 食べ過ぎは→肌がシワシワになり髪が抜ける
甘い味の 食べ過ぎは→骨が痛んで髪が抜ける
辛い味 食べ過ぎは→筋と爪が急になり枯れる
塩の味の 食べ過ぎは→血が固まり色が変色する
※注 蘑茹とは;
キノコ全般を指す言葉だが
狭い意味では蒙古産のキノコ口蘑
の事をこう呼ぶこともある
ここで用いているのはヒラタケ(平茸)の仲間のキノコ
日本で調理する際にはヒラタケ シメジを用いると良い。
■薬味薬性
蘑茹は甘微寒で脾臓 胃腸經に入る。
豚肉は甘微寒で脾臓 胃腸經に入り
タンパク質脂肪などを多く服む
■効能
蘑茹は血糖や血中の脂質を降下させると
同時に、食欲を増進し
胃の働きを助ける事から
糖尿病などの慢性疾患により
体の抵抗力の衰えている方や
お年寄りには 体質強化の期待が出来る。
なお
野生の蘑茹の薬効は温室栽培のものより優れている。
この様な方にお勧めです。
①顆粒球減少症の治療補助に
②慢性肝炎でお悩みの方に
③糖尿病でお悩みの方に
■薬味薬性
人参は 寒微温で脾臓 胃腸 肺臓經に入る
■効能
人参にはカロチン・糖分・ビタミンC・
タンパク質などが含まれており
栄養価が高く 体を滋養する働きに優れる。
また 胃の消化機能を促進する事で
胸をすっきりさせ、腹部の膨張感や
慢性下痢などを解消する働きもある。
◇このような方にお勧めします。
①食欲不振、消化不良でお悩みの方
②夜盲症の方
③高血圧症の方
④糖尿病の方
⑤皮膚が乾燥して荒れ気味の方
【糖尿病】—–ゆばの三色包み揚げ—–紫雲三仙(ヅーユンサンシェン)
■薬味薬性
椎茸は甘平で肝臓經に入る
湯葉(ゆば)は甘平で脾臓 胃腸 大腸経に入る。
筍は甘寒で胃腸 大腸経に入る
黒くわいは甘微寒で脾臓 胃腸 大腸経に入る
■効能
椎茸は胃に働きかけ
消化機能を促進するので
体質の改善に効果的である
湯葉( ゆば)はタンパク質に富み、
消化機系の機能を高め滋養を与える
筍は腸を潤わして便通を良くする働きがある。
黒くわいには
肝機能を増強する作用
水分代謝を調節して 熱をさまし、
炎症症状などを改善する作用などがある
従って これら諸材料を用いた
この一品は、高い滋養効果を持っていると言える。
◇このような方にお勧めします
①糖尿病の方
②黄疸症状のある方
③咽頭炎、喉頭炎などの治療補助として
④尿路感染症でお悩みの方
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