漢方薬は味で効能効果を掴みます。
料理は医食同源です。
肝臓は病むと酸を好む
酸っぱい味は筋肉を引き締める
心臓は病むと苦い味を好む
苦い味は 熱を取る 毒を出す
胃腸が病むと甘い味を好む
甘い味は緊張や痛みを止める
肺臓が病むと辛い味を好む
辛い味は汗を出し発汗させる
腎臓が病むと塩分を好む
塩分は硬い物を軟らかくする
それぞれに味で臓器を立て直すのですが
食べ過ぎは害となります。
酸の味の 食べ過ぎは→ タコ アカぎれを起こす
苦い味の 食べ過ぎは→肌がシワシワになり髪が抜ける
甘い味の 食べ過ぎは→骨が痛んで髪が抜ける
辛い味 食べ過ぎは→筋と爪が急になり枯れる
塩の味の 食べ過ぎは→血が固まり色が変色する
【高血圧・動脈硬化】高血圧・動脈硬化に効く薬膳料理 ヨクイニンとこんぶの卵スープ
■薬味薬性
こんぶは鹹(塩)寒で肝臓 胃腸 腎臓經に入る。
ヨクイニンは甘微寒で脾臓 胃腸 肺臓經に入る
卵は甘平で脾臓 胃腸 腎臓經に入る
■効能
昆布は甲状腺ホルモンの主成分である
ヨードを多く含むので
甲状腺のホルモン不足による
肥大症などの治療に効果がある
また
痰を除く作用 利尿作用もある、
その他
血圧を下げる作用のあるlaminine(ラミニン)を
含んでいるため高血圧の改善にも有効である。
ヨクイニンは循環器系機能を活発にする作用、
利尿作用があり、
リュウマチの治療などに効果的である。
卵は体液の分布を調整し
血液成分を補充することで
胎児の順調な発育を促すなどの作用がある。
◇このような方におすすめします
①単純性甲状腺肥大でお悩みの方
②高血圧症の方
③リュウマチ晴心臓病の方。
【高血圧・動脈硬化】高血圧 動脈硬化を緩和する薬膳料理 長生きの五目焼きうどん
■薬味薬性
うどん(小麦粉)は甘微寒で脾臓 胃腸經に入る。
もやしは甘平で心臓 肝臓 胃腸經に入る
椎茸は甘平で肝臓經に入る。
しょうがは辛温で肺臓 脾臓 胃腸經に入る。
芦菜は甘温で胃腸 肝臓經に入る。
■効能
もやしは熱をさまし、
炎症症状などを改善する作用、
利尿作用などがあり、
暑気あたりの予防と治療に効果的である
うどん(小麦粉)は精神を安定させる作用
腎臓機能を高める作用
熱を除いて口の渇きをいやす作用などがある
芦菜は高血圧症の改善に効果的である。
この料理全体としては
動脈硬化症など成人病の予防と治療に効果を発揮する。
◇このような方におすすめします
①動脈硬化症 虚血性心疾患 高血圧症などでお悩みの方
【高血圧・動脈硬化】—–豚の腎臓の杜仲炒め—–杜仲腰花(ドウヅォンヤオホワ)
■薬味薬性
杜仲は甘温で肝臓 腎臓經に入る。
豚の腎臓は鹹(塩)寒で腎臓經に入る。
■効能
杜仲は腎臓機能低下を正常に戻し、
足腰の痛みや無力感などを回復させる。
豚の腎臓も また 腎臓機能を改善するが、
寒(ひやす)性格で有る為、
食べ過ぎには注意する
◇このような方におすすめします
①高血圧の方 特に目眩
耳鳴りなどの症状があり 赤ら顔で怒りっぽく、
よく動悸がするという方によい
②腎臓機能が低下して遺精 夢精などのある方
③腰痛があり、足腰に無力感のある方
【高血圧・動脈硬化】—–牛肉のトマト煮—–蕃茄燉牛肉(ファンチェトンニュウロウ)
■薬味薬性
トマトは甘寒で肝臓 脾臓 胃腸經に入る
牛肉は甘温で脾臓 胃腸經に入る
■効能
牛肉は消化器系の機能を促進し、
筋肉や骨格を強化するなど、滋養効果がある。
トマトは体液の不足を補って
口の渇きをいやす作用、
胃の消化力を高める作用などを持つ
従って
料理全体としては食欲を増進し、
かつ胃腸の消化吸収機能を増強するのに効果的である。
◇このような方におすすめします
①胃腸の弱い方
②慢性肝炎でお悩みの方
③高血圧症の方
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